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 2017年4月30日 sorry

 ふと気がつけば2017年4月も今日で終わりだ。光陰矢の如し。私の葬儀の日がまた近づいたな。
 などと考えるわけではないが、あっという間の月末だ。この間、執筆をサボるが増えた。「らかす」の更新が滞っていることは重々承知しているのだが、なかなか次の原稿を書かない。よって、本日のタイトルを決めた次第である。

 理由は2つある。
 1つは、とうとうiMacが絶不調に陥ったことだ。それも、その日のiMacの気分によるから対処に困る。
 立ち上げて普通に動くこともあれば、何だか急に頭が悪くなったかのように、作業をいやがることがある。キーボードから文字を入力しても、なかなか画面に現れず、スペースキーを押してもなかなか変換してくれない。よって、文章を書くのにかかる時間が、正常に動いているパソコンの3倍も5倍もかかる。

 かつて、ワープロが登場した頃、ワープロメーカーの技術者がこんなことを言っていた。

 「ワープロに慣れると、文字入力の速度が、脳が文章を作る速度とほぼ等しくなります。手で書く速度の3倍から5倍になり、そのため、文章を書くのが楽になります」

 当時、私はワープロなどさわったこともなかった。文章を書くのはもっぱら紙とボールペンに頼っていた。ために、

 「そんなバカな!」

 と心の内で毒づいた。我が知的作業を、部分的とはいえ、機械に取って代わられてなるものか!
 そもそも、キーボードに並ぶキーの場所を覚えるだけで一苦労ではないか。それに、ローマ字入力すれば、ア行はいいとして、カ行以下はキーをふたつ以上叩かねばならない。漢字への変換作業もある。手で書くより早くなる? そんなバカなことがあるわけがない!

 だが、それから数年後、私も仕事の必要上ワープロに向き合わねばならなくなり、やがてワープロはパソコンに変わった。最初はキーボードを睨みつけて必要なキーを探し、

 「何でこんなものを使わねばならないのか」

 と怒り心頭に発していた私も、仕事であれば致し方ない。加えて、仕事であれば手早く済ませた方がいい。と一念発起してブラインドタッチの練習に勤しんだ。そして数ヶ月(よくそんな長期間の自主的訓練に耐えたものだと、自分で自分を賞賛したい!)、いまでもミスタッチは多いが、何とかキーボードではなくモニターを見ながら文章を書くことができるようになった。
 そうなると、不思議である。確かに、文章を書く速度が上がったのだ。

 いや、文章を書く速度が上がっただけではない。になったのだ。
 紙とボールペンの時代。手は一文字ずつ書きとめながら、頭はその先の文章を考えている。ところが、手が文字を綴る速さには限度があり、先ほど頭で考えた文章を書くところまで進むと、

 「あれ? ここからどう書くんだっけ? さっき、こう続ければ様になると思いついていたんだけど、どんな文章だっけ?」

 ということがしばしば起きた。書く速度と考える速度の違い、その時間差で、一度思いついた文章を忘れてしまうのである。忘れれば仕方なく、もういちど続きの文章を考える。何とか思いつきはするが、何となく忘れてしまった文章とは違う気がする。それに、忘れてしまった文章の方がよかったような……。

 昔話が長くなった。
 いいたかったのはこういうことだ。パソコンの能力が落ちて文字入力に時間がかかるようになると、一度思いついた文章を忘れる音が多くなる。つまり、文章を書くのが難行苦行になる。文章をあまり書きたくなくなるのである。
 だから、老いぼれてしまったiMacは、出来ることなら起動したくないのである。

 2つ目の理由は簡単である。文章を書くことに「満腹」する日が増えたことだ。
 4月から仕事が本格化した、と以前書いた。本格化した仕事は文章を書くことである。Web用もあれば、パンフレット用もある。いずれにしても、私が文章を書くことを求められている。
 もちろん、文章を書くには下調べも必要だ。本を読んだり、人にあって話を聞いたり、まあ、これを取材というのだろう。取材の間はまとまった文章は書かないが、取材が一段落すればあとはひたすら文章を書くことになる。
 最近、私はそんな状況にあった。朝から文章を書く。昼飯を食って外出し、戻って再び文章を書く。午後4時頃になっても書いている。ふと気がつくと入浴の時間だ。日誌を書く暇はない。
 いや、午後3時頃に仕事が一段落する日もあった。そんな日は

 「日誌を書こうかな?」

 と瞬間考える。あが、である。次の瞬間には

 「何か……、気が向かないな」

 と思い直している。機械を入れずに、面白く読んでいただける文章が書けるはずがない。だから

 「まあ、明日でもいいか」

 となる。文章を書くことに満腹してしまっているのである。
 それが連日続いた。前回の日誌が20日で今日はもう30日になってしまった。


 そんな私から見ていると、読者の方々は実にありがたい。こんなに長い間更新しなかったのに、不思議なことに、日を追ってアクセス件数が増えているのだ。それもここ数日は

 「へーっ」

 といいたくなるほど増えた。
 前向きに考えると、

 「そろそろ、いくら何でも新しい日誌がアップされてんじゃない?」

 と期待を持って頂いた方々が多かったのではないか。だとすれば、私の文章もまんざらではない。

 いや、そうではないという見方も出来る。

 「連休なのに、何処にも行く予定がなくて、暇なもんだから『らかす』でも見てやるかって人が多いんじゃない?」

 ま、いずれにしても、アクセスが増えると、筆者である私は

 「プレッシャーが強まってきたぞ」

 と受け止める。

 まずは、新しいパソコンでも更新できるよう、WordPressでページを作り直すことが先決である。これは、明日専門家と相談する予定だ。
 それができれば……、あとは私の心構えの問題である。

 はい、がんばります!



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