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 2015年9月7日 寿命

 私の寿命が明日尽きても不思議でも何でもない。

 「えっ、もう?」

 と私は思うし、家族を始め周りも大多数がそう思うだろう。中には

 「死んじゃ嫌!」

 と取りすがってくれる、見目麗しき女性がいないとも限らない。願望にすぎないかも知れないが。

 まあ、幾人かは

 「やっと逝ってくれたか」

 と喜ぶヤツの姿も目に浮かぶが、だからといって怒る気もない。人間とはそのように作られ、その上に構築される人間関係もそのようなものなのだなあ、とひとり思うだけである。

 だって、生まれてきた人間は必ず死ぬ。死なねば、地球が満杯になって、いずれは押しくらまんじゅうのしすぎで死ぬ。いずれにしても、生まれた以上死ぬしかない。じたばたしてもいずれお迎えが来るのなら、平常心で待つにこしたことはない。

 すべての人に愛されることは不可能である。なかでも、すべての異性に愛されることは人間の能力を超える。

 考えてもご覧なさい。私を見るすべての女が、情欲の目で私を見たら、私、身が持たない。いや、あなただって持たない。あらん限りの精力を集中して一晩に4回努力したって、一晩でこなせるのはせいぜい4人。体力、精力が幸運にも持続しても、1年で1500人弱である。ということは、それを40年続けたところで、それができる人並み優れた体を持っていたとして、せいぜい6万人。中には、

 「この人とは何回も」

 ということもあろう。だとすれば、せいぜい4万人。ねえ、世界の人口が70億人として、35億人は異性である。そのうち、そういう楽しみごとができる年齢層が半分いるとして17億5000万人。そのうちの、たった4万人。電卓をたたくと、わずか0.00002%でしかない。
 つまり、すべての異性に愛を注ぐことはできない。裏返せば、すべての異性から愛されることも不可能である。

 人生とはそのように短い。であれば、ひとり、せいぜい数人に心からの愛を注ぎ、浴びるほどの愛を返してもらえたなら幸せと言わねばならぬ。
 その数人を除けば、8割の異性が敵に回ったとしても、何のことがあろうか。同性なら、9割が敵でもいいではないか。1割の同士がいれば何事も可能なのではないか。

 いかん。脇道にそれた。それすぎた。
 いや、寿命といっても、そんな意味での寿命ではない。今日書きたかったのは、わが愛するiMacの寿命である。どうやら、来ちゃったらしいのだ、寿命が。

 調子の悪さは、すでに2年ほど前に始まっていた記憶がある。ために、信頼できる友に内臓HDを交換してもらうなどの手術を施し、愛機の健康には十分に気を配ってきた自負がある。

 が、如何せん、現代生活はパソコンの助けがなくては成り立たない。ために、一方では健康に気を使い、他方では酷使するという二面性を、パソコンに対してとり続けるしかない。

 Macを使って、もう20年を越した。実によくできたパソコンで、いまだにウインドウズなどという美学のかけらもないパソコンに乗り換える気は皆無の私である。
 そのMac、調子が悪くなったときに試みる手立ての一つに、PRAMクリアというのがある。PRAMについてはこちらを見ていただきたい。パソコンを起動するときに、オプションキー、コマンドキー、それにPキーとRキーを同時に押し下げる。すると、自動的に再起動してPRAMにたまりすぎた雑多なメモリーを消し去ってくれる。身軽になったMacは、もとの調子を取り戻す。

 そのPRAMクリアが、できなくなった

 PRAMクリアをしようと思ったのは、様々な不具合が表面化したからである。
 まず、常用のブラウザであるFirefoxの動きが不安定になった。時折、コマンドを実行するのにかなりの時間を要する。つまり、次のページを表示させようとすると、数十秒間、動きが止まる。終了しようとしてもなかなか終了しない。
 それに、メールソフトであるEntourageの調子もおかしい。時折、文字入力に非常な時間がかかるのだ。キーボードから文字を入力してもなかなかディスプレーに表示されない。フリーズしたのか? と思うと、やおらポツポツと文字が現れる。
 Finderのサイドバーには、どうやっても消せないアイコンが2つある。
 ディスプレー上でマウスを右クリックしたときに現れるウインドウが、何もしないのに突然現れ、何をしても消えない。

 そんな異常現象が相次いだ。だからPRAMクリアを試みたのだが、頼みのPRAMクリアができない。4つのキーを押しながら起動しても、再起動する音が出ず、すんなりと初期画面が出てしまう。

 「ああ、もうダメか」

 考えてみれば、現用のiMacを買ったのは2009年初夏であった。つまり、すでに6年間酷使し続けている。

 「寿命だろうな」

 パソコンで傷むパーツはコンデンサで、寿命は5、6年と読んだ記憶がある。寿命であれば買い換えるしかない。だが、車と同じように、できれば買い換えたくないのである。

 問題は、OSである。いま使っているのは、OS ]の10.6.8。これが特に優れたOSだから、というのではない。いま新しいMacに入ってくるOSは10.8か10.9である。OSが変わると、使えなくなるソフトが出る。中でも、「らかす」を書くのに使っているDreamweaver、メールソフトのEntourageが使えないのが困る。Entourageの方はずいぶん安くなったが、Dreamweaverはかなり高いソフトである。収益がないホームページ用として新たに購入するのは辛い。

 と迷いつつ、昨夜、ネットで色々検索してみた。それによると、Dreamweaverは今のものが使えるらしいと分かった。であれば、パソコンを買い換えるか。
 価格コムで、iMacの価格を調べた。

 「えっ!」

 高い、高すぎる!
 今と同じ27インチモデルだと、なんと20万円前後するではないか。つい先日までは15万円を下回っていたと思っていたが……。

 パソコンの乗り換えは、できれば現有機が生きている間の方がいい。そうすれば、現有機から新しいパソコンに、自分で作ったデータをそのまま移せるからだ。特にMacは、接続すれば自動的にソフトウエア、ファイルを移してくれる。現有機が死んでしまえばこの機能は使えず、バックアップから一つずつファイルをコピーしなければならない。

 だが、20万円。 いずれは必ず必要になるのだが、20万円……。

 目下、悩みのまっただ中にいる私である。



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