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 2015年3月25日 違憲

 前回もタイトルを忘れていたようである。
 ま、ここまでくると、

 「そうか、あいつもボケが始まったか」

 と呵々大笑される方も多かろう。そのあたりでお許し願えれば幸いである。
 いずれにしろ、申し訳ない。


 で、である。
 このところ、というが、このところの始まりがいつであったかは私の記憶の中で曖昧なのだが、とにかくこのところ、国政選挙で違憲判決が相次いでいる。
 今日も松山地裁で、昨年12月の衆議院選挙で、島根、鳥取両県の選挙は、投票価値の平等に反する状態だった、つまり違憲であったとの判決が出たそうだ。各紙の夕刊が報じている。

 いや、数えたことはないが、これ、国政選挙についてのいくつめの「違憲判決」だろう? なにしろ、このところ、1票の格差に関する裁判では、次から次へと違憲判決が出ているので、いくつめであるかに関しては、どうもはっきりしない。

 で、である。
 これほど違憲判決が相次ぐと、多くのマスメディアは鬼の首でも取ったかのごとく、国会の対応を批判する。
 いつまで違憲状態を放置するんだ? だいたい、だなあ、国会議員どもよ、お前ら、たるんでンじゃねえか?

 その批判にはまったく違和感はない。そりゃあ、国会議員はたるんでるよ。
 群馬県だけ見ても、

 1区は、20歳の女子大生を一晩4万円で自由にした佐田玄一郎である。羨ましいとは思うが、この人が国会議員でいていいのかとも思う。

 ひとつ飛ばして3区は、笹川嶢の息子の笹川博義である。こいつ、地元では3バカトリオの1人として著名である。トリオの残りは、みどり市長の石原条、小倉クラッチ社長の小倉康宏だ。何でも若いころ、暴走族としてつるんでいたらしい。それ以外の共通点は、金持ちのボンボンであることだ。

 で、元に戻って2区は、井野俊郎である。司法試験に通り、とりあえず弁護士資格は持っているらしいが、その事実を素直に受け取る人は、私の回りには少ない。3区で登場した笹川嶢は元国会議員。ずっと法務族にいたことで有名で、

 「自分の犯罪を押さえ込み、他人のスキャンダルを掴んでのし上がるため」

 という人もいるが、真偽のほどははっきりしない。
 それはそれとして、その笹川嶢が、井野を評してこういったそうだ。

 「俺が法務委員(長?)のときに、司法試験の合格者枠を2000人から3000人に増やしたが、それで合格したヤツに違いない。定員を増やしたのは間違いだったよ」

 まあ、これもひとづての話なので、信じるかどうかはあなたの自由である。
 という人なのだ、井野君は。人に対する挨拶の仕方を知らず、人前で演説しても語彙(ボキャブラリー)の絶対的不足を露呈するばかりで、支持者をやきもきさせる人である。

 4区は福田達夫。いうまでもなく、福田赳夫の孫、福田康夫の息子である。一般的な言い方をすれば、毛並みはいい。が、毛並み以外に何がいいのか? 残念ながら、私のところにはそれ以上のことは伝わってこない。

 5区はいわずとしれた小渕優子。ワインラベルの優子としてすっかり著名になった。まあ、一連のスキャンダルが表沙汰になったときの対応は一定の評価をしている私だが、元総理の娘にして、元TBS社員が、巷間いわれるように、日本で初代の女性首相になる器なのかどうか。スキャンダルで明るみに出た金の使い方からすると、

 「単なるお嬢様」

 という感じがしないでもない。


 いや、すっかり脇道にそれた。
 今日の話は違憲判決である。国会議員がたるんでいることは周知の事実として、だけど、この一連の判決、私は違和感を持って受け止めている。

 「おいおい、どうしてすべての判決が、『違憲状態』なんだ?」

 無論、現在の選挙制度、1票の格差に問題がないとはいわない。それでも、だ。定数訴訟に関わったすべての裁判官が、どうして揃いも揃って

 「違憲状態」

 といっちゃうんだ?

 「すべて裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行ひ、この憲法及び法律にのみ拘束される」

 これ、憲法76条である。法の番人である裁判官であれば、金科玉条としなければならない一文である。
 で、それによると、裁判官とは、「独立して」職権を行うとある。つまり、

 「赤信号 みんなで渡れば恐くない」

 などという姿勢は、裁判官の間では忌み嫌われるべきものなのである。

 で、だ。
 この憲法条文を読んだあとで、いまの

 「相次ぐ違憲判決」

 を見ると、今時の裁判官、流れに乗って赤信号を渡ってしまう連中に見えないか? 私の、あなたの隣近所にいるバカどもと何にも違っていないと興ざめしないか?

 せめて数人でもいい。
 いまの選挙区の割り振り方、それぞれの定数には一定の合理性があり、1票の格差があるからといって一概に憲法違反とはいえない
 と開き直るヤツはいないのか?

 最高裁が、1票に格差のある選挙は違憲状態にあると判断すると、右にならえとばかり、違憲判決が続出する。そこには、裁判官の独立など存在せず

 「ああ、裁判官もサラリーマンの変形か」

 と嘆くしかない。
 長いものに巻かれて暮らしをたて、上のポストを狙う裁判官。そんな「優等生」は無用の長物である。あんたらは、いてもいなくてもいいつまらない人物なのに、肩書きだけで偉そうな顔をしているだけである。

 出ておいで。何ものにもくっせず、法と己の良心、己の知性にだけ依拠して判断する裁判官よ。私はあなたを、真に独立した司法として尊ぶであろう。

 にしても。だ。
 自分の正義に酔って、違憲判決が相次ぐ現状に何の問題意識も持ち得ない、自称ジャーナリスト連中も、うん、無用の長物というしかないわなあ。



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