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 20147年9月2日 修理完了

 月末から今月にかけて、ご報告したいことが沢山できた。
 が、そのすべてを1回で書いてしまっては、1日の日誌が延々と長くなる。ために、数回に分けて書くことにした。その方が、当面は日誌のネタに困らない、という個人的な事情もある。
 というわけで、本日はその第1回である。

 実は、8月28B日にも日誌を書こうとした。いや、実際に書き進め、全体の8割を書き終えていた。その時、想定外のことが起きた。

 Dreamweavwerが、突然落ちた。作業途中でセーブする習慣を持たない私は、その瞬間、1時間半の作業の成果を一事にして失った。

 「えっ」

 という間の出来事は、作業意欲を甚だしく欠く。すっかりやる気をなくしてしまった私をお許し願いたい。

 で、気を取り直しての本日は、一番ホットな話から。

 先月下旬、緑内障で視力をほぼ失った友から、パワーアンプの修理を依頼されたことは皆様のご記憶にあると思う。その修理が仕上がり、本日送り返すことがで来たことをご報告できるのを光栄に思う。

 故障したパワーアンプが我が家に届いたのは8月23日である。届いたが、私は開封しなかった。修理に必要なパーツが桐生にはなかったからである。すべて横浜に置いて桐生に越してきた。であれば、開封したってできることはないもないのだ。たまたま月末、横浜に行く用事があったので、そのついでにパーツを桐生に運び、修理しようと考えたのである。

 現在は次女一家、というより、瑛汰と璃子たちと表現した方が読者の理解は早かろうが、その一家が住む横浜の我が家はいま、瑛汰、璃子の家族の所帯道具で1階から3階まで埋め尽くされている。その中で、瑛汰、璃子一家が絶対に使うはずのないクリスキットのパーツがいったい何処にしまい込まれているか。29日、横浜に到着した私は、瑛汰と璃子の遊びのリクエストが中断した隙間を狙って家捜しをした。

 最も疑わしい1階の物置には見あたらない。では、と、3階の物置に捜索の網を広げても、見つからない。次女はいったい何処にしまい込んだのか?

 探し回ること、約1時間。3階の納戸で目的のケースを見いだした私がどれほど安堵したかは、読者の想像におまかせする。
 あった、あった。トランジスタ、電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、ダイオード、スペーサー、ネジ類。その中で私は、ヒューズを探した。依頼されたパワーアンプは、多分ヒューズが切れているのである。

 ヒューズは、あった。ところがである。あったのはいいのだが、すべて1Aなのだ。1Aはプリアンプの電源回路保護用に使うものである。パワーアンプにはスピーカー保護のため、2Aのヒューズを使う。だから、今回は2Aのヒューズが必要なのだが、それがない。
 困った。なければ買い求めるしかない。

 「瑛汰、日曜日に秋葉原に行くぞ」

 土曜日は終日予定があった。それは別項でご報告するが、ために、秋葉原にパーツを買い求めに行く時間は日曜日の午前中しかなかったのである。そして当日。

 「いやだー、璃子ちゃんも行く!」

 瑛汰と出かけようとすると、璃子が泣き叫んだ。

 「璃子さあ、ママとバアバとお留守番しててよ」

 「いやだー、璃子もボスと行きたい!

 さて、困った。私一人で瑛汰と璃子を管理できるか?

 「璃子さあ、ボス、お土産買ってくるからね、待っててくれる?」

 この一言で、璃子の様子が少し変わった。

 「璃子、お土産何がいいかなあ。ケーキ? アイスクリーム?」

 「………、ア・イ・ス……」


 こうして、瑛汰と私は午前9時半頃家を出て秋葉原に向かった。


 かつては足繁く通った秋葉原だが、このところはすっかりご無沙汰である。久しぶりに足を運んだ秋葉原は、すっかり様相を変えていた。さて、この中で、何処に行けばヒューズが買えるのか。

 パーツならラジオセンターである。が、ここも改装が進んでいる。そのためか、ずいぶん店が減った。

 「ヒューズを買いたいんだけど、どの店で扱ってるかなあ」

 入り口の商店主に聞いた。

 「ああ、ヒューズね。ここを入って、ほら曲がり角の所にある店、あそこに行けばあるよ」

 行った。

 「ヒューズが欲しいんだけど」

 「ない」

 「えっ、じゃあ、何処に行けば?」

 「知らん」

 とりつく島もないとは、このような応対をいうのだろう。

 別の店で聞いた。

 「ああ、うちにはないけど、ほら、もうひとつ先の通りの、角から2軒目にはあるはずだよ」

 行った。閉まっていた

 「という次第なんだけど、ヒューズは何処に?」

 別の店の店主に聞いた。

 「ああ、それだったら2階にあるよ」

 2階に上った。

 「ヒューズ、置いてます?」

 「ああ、あるけど、何アンペア?」

 「2アンペアがいるんだけど」

 「ちょっと待ってね」


 ………。

 「2アンペア、切らしてるわ。とにかく、最近は誰も買いに来ないから、在庫しても仕方がないんでねえ」

 はあ、世の中変わったなあ。

 「この頃は、ほら、僕ちゃん(瑛汰のこと)みたいな客は全く来ないもんね。ねえ、一昔前は、このあたりは電子少年が駆け回ってたんだけどね」

 なるほど。しかし、必要なヒューズがないとは困った。

 「じゃあ、2アンペアより大きいのはどれくらいからある?」

 「うーんと、3アンペアならあるよ」

 この際、背に腹は代えられない。

 「じゃあ、それ。3アンペアを10本ちょうだい」

 1本23円。締めて230円。そう、これだけのために瑛汰を連れて秋葉原まで出かけてきたのだ。バス代、電車代を含めたら、これ、1本いくらのヒューズになるんだ?

 我が家に届いていたパワーアンプをやっと今日になって開封し、音の出なかった左チャンネルのヒューズを、この3Aと取り替えた。何のこともなく、美しい音が左チャンネルからも出始めた。
 やっぱり、ヒューズだったのである。Sさんに電話をした。

 「やっぱりヒューズでした。ほら、いま音を出してますが、これが右チャンネル、左チャンネルに変えると、ね、ちゃんと音が出てるでしょ?」

 「おーっ、うん、出てる、出てる。そう、ヒューズだったの」

 「それで、本来ここにはスピーカー保護のため2Aのヒューズを入れるんですが、秋葉原まで足を伸ばしたんだけど2Aが手に入らなくて、やむなく3Aのヒューズを入れてます。まさか、これでスピーカーがぶっ飛ぶような事故が起きるとも思えませんが、とりあえず頭に入れて置いてください」

 「いいよ。これで聞くのは16p1発のスピーカーだから、それがぶっ飛んだってかまやしないさ」


 うん、Sさん、相変わらず私とリズムが合う。

 「で、スピーカーをつなぐターミナルの隣にある丸い蓋がヒューズホルダーです。この蓋を左に回すと蓋が外れ、その蓋にヒューズがくっついて出てきますので、もし、もう一度同じ症状が出たら、そのヒューズを交換してください。3Aを10本買ってきたので、3本同封して送りますから」

 かようにして、パワーアンプの修理が終了した。直ちに宅急便で出したのはいうまでもない。明日には、Sさんの元に届くはずである。

 ということで今日のレポートは終わる。
 お気づきになった方がいらっしゃるかも知れないが、せっかく登場した瑛汰が、本日はほとんど活躍しなかった。実は、ヒューズを買った我々2人は、その足で液の反対側のヨドバシカメラに向かい、ジグソーパズルを買ったのであるが、それは何故か?

 明日のレポートは、ジグソーパズルがキーワードである。

 あ、そうそう、璃子には約束通り、イチゴ味のアイスクリームを買っていったのはいうまでもない。

 「冷たくて、甘ーくて、美味しい!!」

 グルメの璃子が満足したイチゴ味のアイスクリームは、1カップ600円であった。



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