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 2014年7月5日 脱法ハーブ

 とは関係ない話から。

 本日の日誌を書き始めようとしていたところへ、O氏から電話がかかってきた。なんでも、高校の同窓会の最中らしいのだが、

 「どうしました?」

 と聞くと、嬉しそうな声が出てきた。

 「つながったよ」

 親しくなると、これだけで会話が成立する。
 翻訳すると、

 あなたからNASをいただいたまま、わが家のネットワークにつながらなくて困ってたんだけど、今日やってみたらやっとつながった。良かった!

 ということになる。

 「そう、つながったの。それは良かった。これでいい音で音楽が聴けるね」

 「で、ほら、もらったヤツに入っていたベルリンフィルのホルストを聴いてみたん。あれ、いいね。私もホルストは持ってるんだけど、もらったヤツの方がずっといい」

 ん? あれ、確かI君がくれたヤツじゃなかったかな。ま、どうでもいいけど。

 O氏からは、8ギガのUSBメモリーを2本預かっている。これ、私がいまレンタルCDで集めている音源をコピーしてO氏に渡すためである。1本で、おおむねCD20枚ほどが入る。だから、1本が満杯になったらO氏に渡し、O氏は自宅でNASにコピーする。その間に、私は次の1本に新しいヤツをコピーする。それが満杯になったら、最初のヤツを持ってきて中身を消し、次の20枚を入れる、という具合に使う。これで、わが家とO氏宅の音源は、やや時差を保ちながら、同じ速度で成長する。
 費用負担するのは私だけである、という点にひっかからないこともないが、まあ、情けは人のためならず、と割り切っている。

 で、だ。
 本日、CDレンタルの「ぽすれん」というところと新たに契約した。こちらは定額制ではなく、1枚95円の世界である。TSUTAYAでゆっくりやるつもりだったのだが、なんと、こちらにはTSUTAYAにはないCDがあるのを発見。だったらついでだ、と、とりあえず16枚注文した。
 「ぽすれん」、貸し出し中が多いのが欠点だが、定額制と違って借りた分だけ支払えばいいから、定額制のTSUTAYAと両刀遣いで当面やってみる。


 というレポートを終えて、本日のタイトルに戻る。
 脱法ハーブである。

 午後7時の国営放送のニュースを見ていたら、脱法ハーブを吸引した男が交通事故を起こした池袋で、脱法ハーブ・ドラッグ追放集会が開かれた、というのをやっていた。
 集会をやって、デモをする。まるで学生時代の私のようである。違いは、今日のテレビに出ていらっしゃった方々は、かなりご高齢の方が多かった点ぐらいか。あ、この人たち、お巡りさんとぶつかる危険もなかったな。だから、この歳でできるんだろうけど。
 それはそれとして、画面を見ながら

 「はて?」

 と考えた。
 集会もいい。デモも結構である。
 でも、それで脱法ハーブを売るヤツがいなくなるか? 買うヤツがいなくなるか? 
 実は、集会もデモも、脱法ハーブ追放には無力ではないのか?

 そもそも、違法ハーブではない。法律で禁止されていない植物なのである。売るなとも買うなとも言えないのである。集会とデモで、販売店は己を恥じて店を閉めるか? 閉めない。

 挙げ句、連日のように集会とデモを繰り返していたら、

 「おじさんたち、あんまり目に余ると、威力業務妨害で訴えますよ!」

 と脅されかねない。
 
 では、私ならどうする?
 うん、ここには監視カメラをつけたい。まず、販売店の店主、店員の顔写真を撮る。それが済んだら、この店に入った客の顔写真をすべて撮る。
 次に、商店街の金で掲示板を作る。この掲示板に、撮った写真をすべて掲示する。この店が閉じ、客が1人も来なくなるまで、これを続ける。
 掲示板のタイトルはどうしよう? 「脱法ハーブ同好会メンバー」とでもするか。

 などと考えていたら、田村厚労相が画面に出てきた。そういえばこの男、集会にもデモ行進にもいたな。さて何をいうのか?

 あ、やっぱ知恵ないわ、この男。
 何でも、脱法ハーブを違法化するスピードを上げるのだそうだ。海外から広く情報を集め、やばそうなものはその都度、即座に違法化する。

 権力を持つと、ついついこのように考えてしまうのだろう。非合法化すれば売ることができまい。従って買うこともできなくなる。これで一件落着じゃ、というわけだ。

 この人、米国の禁酒法の愚を繰り返す愚人である。
 酒は様々な事件を引き起こすキチガイ水である、として酒を非合法化した米国はどうなったか。ギャングが大儲けをしたのである。
 だったら、日本でも同じ事が起きるだろう。
 無闇矢鱈と非合法物質を作れば、その非合法物質に需要がある限り、取引は必ず地下に潜る。お巡りさんに見つからないところで取引が続く。あちこちから閉め出されて資金源が枯渇に向かっているヤクザは、新しいもうけ口を大歓迎するに違いない。
 それとも、あれか? 暴力団関係者から政治献金を受けてるのか?

 残念ながら、私は大麻も吸ったことがなければ、非合法ハーブにお目にかかったこともない。大麻は1度ぐらい吸ってみたかったと思わぬでもないが、非合法ハーブには関心がない。
 だが、それが売買されているということは、金を出してでも欲しいという人がいるということだ。チンピラ芸能人の格好付け、それを真似したがるアホウ、世をはかなむ連中の現実逃避の手段。欲しがる理由はともあれ、力でその欲求を抑えつけるのは難しい。

 ではどうするか。
 まず、脱法ハーブが何故に売れるのか、を徹底的に調べる。分かれば、その原因を取り除く。これが根本治療である。

 が、即座には間に合わない。だから、何事であれ、本人が楽しむのは勝手である、という原理原則に戻る。脱法ハーブなどというおかしな呼称は廃止し、はすべて正式に合法とする。その上で、自分が楽しむという範囲を逸脱して他人に迷惑をかけた場合は、一律死刑にする。その覚悟があるのなら、どうぞお楽しみなさい、というルールである。

 また、「ハーブお楽しみどころ」を作るのはどうだろう? その店に入れば、誰でも自由にハーブを楽しめる。しかし、ハーブの効き目が切れるまでは店から出てはいけない、という規則を作るのである。出入り口には、ヤクザ屋さんに固めてもらう。彼らも額に汗して働いた方がよろしい。

 ま、冗談半分の提案だが、様々な向精神作用のある植物は、世界のどこかで人が利用してきたものであることがほとんどだ。その社会は、ハーブの作用を知った上で、それと付き合う知恵を持っていた。ハッシシを吸わせて人を殺しに行かせる社会もあるが、それは願い下げとして、前向きに付き合う知恵をそのような社会に学んではどうか。

 それでなくてもストレスの多い社会である(私を除いて)。あれもだめ、これもだめ、ではますますストレスが貯まる。たまには、ハーブでも何でもいいからストレスを発散できるようにしないと、今のままでもとげとげしさを増す社会だ。人々の目線はますますきつくなるに違いない。

 安価に(合法化すれば安くなる)、安全に、ハーブでストレス解消。
 毒を転じて薬にするのも、人間の知恵である、と私は思うのだが。

 

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