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 2014年6月7日 移行完了

 いまやなくてはならぬものとなったネットワークオーディオの、音楽の貯蔵庫であるNASが、本日よりQNAPのみとなり、移行が完了した。
 しばらく働いてくれたBUFFALONASは、わが家の音に魅せられた桐生の元有力者O氏に引き取られ、第2の人生に旅だった。

 というか、移行そのものはすでに終わっていた。6月1日の日誌をお読みいただければおわかりの通り、QNAPは5月末日にセットアップが終わり、そのまま稼働状態に入っておった。

 それでも、BUFFALONASは、QNAPの隣に留まり続けた。ある計画があったからだ。

 「あのさ、NASはいつでも引き渡せるんようになって、俺が持っていってもいいんだけど、できれば取りに来てくれない?」

 今週初め、私はO氏に電話をかけた。

 「できれば2人で、2つのNAS音質を聞き比べてみたいと思ってさ。いや、俺一人でもできるんだけど、ほら、俺の場合、新しいQNAPを飼い慣らすのに、異様な苦労をした訳じゃない。苦労って、いい苦労と悪い苦労があって、悪くすると、苦労をしたんだから音も良くなっているはずだ、って先入観を持ちかねないんだよね。その点、あなたはこれからBUFFALOでネットワークオーディオを聞くんだから、BUFFALOも同程度の音を出してくれなくっちゃ困る訳じゃないですか。だから、私とちょうど反対の先入観を持つ立場なんで、2人で聞き比べればバランスが取れるかと」

 というわけで今朝、雨の中をO氏がやってきた。我々は珍しく無駄話もせず、直ちに試聴に取りかかった。
 テスト用に選んだのは、

 The Very Best Of Peter, Paul and Mary

 である。選んだにのは、特に理由はない。あえていえば、O氏は、このような古いフォークソングを好む。それだけのことだ。

 最初はQNAPから再生した。

 ・Leaving On A Jet Plane
 ・Early Mornin' Rain
 ・500 Miles


 うーん、古い録音にもかかわらず、やっぱりいい音だ。ここまで聞いて、NASBUFFALOに切り替え、また最初から再生した。

 ・Leaving On A Jet Plane

 「ね、何となくこちらの方が音が硬いでしょ?」

 「うーん、いわれてみるとそんな気がするね。もう一度QNAPにしてみてくれる?」

 はい、はい。

 「あ、やっぱり音が違うわ。へえ、不思議だね」
 
  我が家に来るまでは

 「俺、音の良し悪しなんて分からないよ」

 といっていたO氏にも分かるほどの違いである。

 私にいわせれば、QNAPの方が
 
 ・音がふくよかで柔らかい
 ・ヴォーカルがみずみずしい
 ・耳を刺すようなとげとげしい音が出ない


 逆に言えば、BUFFALOの方は

 ・音が硬い
 ・その分、勢いがあるように聞こえる


 というところだろうか。

 「ね、QNAPを初めて聞いたときにそう思ったんだけど、やっぱり俺の耳は間違ってなかったわ。QNAPの方がいい音がする」

 するとO氏はいった。

 「そう? 俺はBUFFALOの方が生っぽくて好みだけど」

 ま、このあたりは好みの問題かも知れない。
 
 しかし、いまQNAPに入っている音楽データは、元はといえばBUFFALOからコピーしたものである。つまり、データ自体は全く同じものである。ネットワークプレーヤーとは、NASから受け取ったデジタルデータを、アナログに変えてアンプに送り出すだけの装置だ。それなのに、なぜ音質が変わってくるのだろう?
 
 そんな疑問を、かつてデジタル・キャスト・インターナショナルで一緒に働いた技術者のI君にぶつけたことがある。すると、こんな返事が戻ってきた。

 「ネットワークオーディオの音質の件ですが、DAコンバータには誤り補正なるものがついています。これは、CD再生時に読み込みエラーがあった場合に、前後のデジタルデータから、こんなデータがくるはずが無いといった具合にエラーあった部分を予測計算して補正するものです。お持ちのネットワークオーディオも同様な事をしているはずです。
 NASからのデータ読み出しが不安定であった事を考えると、誤り補正が動作していた可能性が高いです。
さらにエラーが多発して補正しきれない場合には、音飛びが発生します。
 ここで、動作が不安定だったBuffaloNASと、安定動作しているQNAPでは同じデジタルデータが入っていても、音の違いが出る可能性があり、気のせいではないと思います」


 なるほど。

 しかし、BUFFALONASを使ってネットワークオーディオを始めたとき、CDとの音の差に愕然とした。それまでクリスキットでCDを楽しみ、十分に満足していたのに、CDにこれほどの音が入っていたとは、ネットワークオーディオを始めるまで考えてみたこともなかった。
 それなのに、いままた、音楽の貯蔵庫を取り替えただけで、音質がまたまた向上したことに唖然とする。とどのつまり、これ以上良くなることはない音は、いったい何処にあるのだろう?

 約2時間の試聴と雑談のあと、O氏は

 「さ、これから接続して聴いてみなきゃ」

 といいながら、BUFFALONASを持って戻っていった。ところが、4時間たっても5時間たっても何の連絡もない。

 「ひょっとしたら、音がなかなか出ずに苦労している?」

 心配になって、午後7時過ぎに電話をしてみた。

 「あ、すぐにやるつもりだったんだけど、うちの工場の機械を修理しなきゃいけないことを思いだして、オーディオより仕事でしょ、と思って修理し始めたら今までかかっちゃった」

 ということであった。

 東京のS氏から私に伝わったネットワークオーディオは、私からO氏に波及した。これからも、それぞれからいくつかの枝が出るに違いない。
 ねえ、こんなに音がいいんだもん。NASがもっと簡単に設定できるようになったら、いや、そもそもNASの設定なんか必要なくなったら、もっともっと普及するに違いないのだが、と思う私である。


 昨日に引き続き、今日も終日雨。
 電話で瑛汰のリクエストを受け、amazonで瑛汰用の本を5冊購入。

 東京の進学塾の公開テストでいい成績を取ったと電話が来て、

 「だったらお祝いしなきゃな」

 と応えたら、こうなった。
 小学2年生にして、ご褒美に本をねだる。俺、小学生のころなんて、ほとんど本なんか読まなかったぞ。あ、漫画は読んでたけど。

 のめり込むように本を読み出したのは大学から。以来読んだ本は、

 「子供たちが成長すれば読むはずだ」

 とほとんど書棚に取ってあるが、わが子3人は、たいした読書家には育たなかった
 それが世代を一つまたいだ瑛汰は、私にまさる本好き。横浜の私の家に住むようになって、おびただしい蔵書に私の姿を見いだし、一日も早く私と肩を並べるほどの蔵書家になりたいと志したらしい。

 ま、サッカー教室の生徒だし、フットベースボールにも通うし、水泳教室だってやっている。ひ弱な文学青年にはなりそうにないので、そこは安心だ。

 が、瑛汰よ、お前は勉強、読書の際、目が本から近すぎる。少なくとも30cm離すようにしないと、目を悪くするぞ。それだけは注意しなさい。

 
 車は汚れ放題だが、涼しい梅雨で助かっている。雨で被害が出ているところの方々には申し訳ないが……。皆様はいかがですか?

 

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