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 2013年10月20日 終わったぜ!

 さて、

 「国立・難関私立高校制覇 ハイクラス徹底問題集 高校入試数学」

 に取り組み始めたのはいつのことだったか。
 最近ではすっかり生活の一部となり、というか、仕事をほったらかしてまで解き進んできたのだが、本日、とうとう最終問題を終えた。
 私は、この1冊をやり遂げたのである!

 私は、やるといったことはやる!

 「そんなこといったって、あなた、結婚してるじゃない!」

 といいながら我が元を去っていった女たちよ。私は、やるといったらやる男なのだ。それを見抜けずに去ったことを悔いるがいい!

 1冊の問題集、参考書を最初から最後までやり遂げたのは、高校2年生の夏休み、

 「チャート式数1」

 に取り組んで以来である。
 あの時は、1年生まではさほど自宅学習もせず、それでも試験では決まって88点だった。 

 「ああ、俺って頭いいんだ。計算違いをなくせば100点だって取れるはずだぜ」

 と安心しきっていたのが、2年生になったらとたんに数学の試験は66点となった。66点? それやばいジャン!

 何しろ、我が実家は商売をやっているわけでもなく、事業をやっているわけでもない。大学に進まねば人生は開けない。しかも、どうしようもない貧乏ったれの家だったから、大学に行くとしても私立の授業料はとても払えない。奨学金を受けて国立に進むのが私に残された唯一の希望だった。
 何しろ、当時はまだ国立大学の授業料を引き上げろと言うアホな政治家はおらず、授業料は月1000円だった。年間1万2000円。これなら、耐乏生活をすれば大学に通える。

 そう、あの

 米百俵

 を国の指針とした古き良き時代であった。

 いま、国立大学も授業料は年間50万円近くなった。それでなくても、子供を塾に通わせる経済力のある家庭の子弟の偏差値が高くなる時代である。貧しき者は自宅学習のみでヤツらに挑まねばならぬハンディを負う。加えて授業料がこう高くては、入試に通っても通えないではないか。
 誰だ、国立大学の授業料を高くしたヤツは! 橋本、小泉、出てきやがれ!!


 いや、話が、いつものように横にそれた。戻す。
 そう、私は国立大学に進むしかなかった。ところが、である。私立の文系の入試は数学がないところも多かったが、国立となるとそうはいかぬ。英数国社理、5科目で受験しなければならない。校内試験で66点では、国立大学進学など、夢のまた夢である。

 だから、高2の夏休みは数1の、つまり高校1年で学んだはずの数学の参考書にかかり切った。どうやら私は、数学の基本が理解できていないらしい、と気がついたからだ。
 とにかく、最初のページから最後のページまで、例題と言わず、演習問題と言わず、すべて解いた。解けた、と書かないのは、事実を伝えるためである。

 何事も基礎が大事だ。1年生でマスターしておくべき数学をやりおおせた私の数学の成績は、夏休みを終えた2学期から目を見張るほどよくなった。旺文社の全国模試で、順位欄に「1」の数字を見たのは、3年生に成り立てのころだ。まあ、たまたまミスをしなかっただけだが。
 そして、いまの私がある。

 が、だ。高校2年の夏は、そうせねば自分の人生が切り開けないからそうした。
 だけど、いまの私が、それも高校入試問題に取り組んで、何の役に立つ?
 とりあえずは、啓樹、瑛汰、璃子、嵩悟が数学で困ったときの相談相手になろうと始めた。しかし、考えてみれば、そんな相談相手は、少し金を出して塾に通えば、ゴロゴロしている。加えて、私より遥かにわかりやすく解説してくれるはずだ。
 それなのに、何故?

 問題を解きながら、何度も自問した。その結果、見えてきたことがある。

 まあ、結局、楽しいんだよね、自分の頭を回転させるのが。中学生のための問題集とはいえ、やっぱり解けたときは嬉しいんだよね。
 つまり、私はミューズ(音楽・舞踏・学術・文芸などの神様=女性)に魅入られた人間なのである。ん? 舞踏に魅入られたことはあまりないけどな……。

 で、やり終えてどうか。

 ・中学生が、15歳がこんな問題解くのか!?
 ・こんなん解けないと、国立、私立の難関高校に入れないのか?!
 ・どうやったら、こんな問題が解ける15歳になれるんだ? 64歳でも解けないのに。
 ・ふざけんじゃねえよ!!


 結果はどうだったか。

 ・自己採点では、おおむね85点は取れた。64歳になって15歳で解くべき問題で85点が自慢になるのかどうか。
 ・基本的に分からない問題もあったが、それほど多くはない。
 ・ただ、計算ミス、記載ミス(前の行で5/2だったのが、次の行では2/5となっていたり、その類)が目立つ。
 ・自己採点は、回答に至る道筋が性格にイメージできたものを正解とした。計算ミス、記載ミスは無視した。
 ・よって、これが試験であれば満額回答はもらえないものが目立った。
 ・つまり、きちんと採点すれば……、30点? 40点? ありゃや。


 ついでに、発行所である「文理」さんへ。

 ・回答が不親切である。問題を見て3時間かけても道筋が見えず、仕方なく「解答・解説集」を見ても、理解できないものがあった。
 ・挙げ句、「この解答、間違ってないかい?」というものもあった。無論、私の間違いかも知れないが。

 
 さあ、この問題集は終わった。これまでこの問題集につぎ込んでいた時間を明日からどう過ごそう?
 さらに高度な高校受験用の問題集(すでに手元にある。東京出版の「高校への数学」である)に取り組むか。それとも、この勢いで高校数学に進むか。

 テープのダビングに追われながら思案を重ねる私である。

 

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