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 2012年11月22日 飲んだ

 昨夜は楽しい飲み会だった。
 参加者は、群馬大学工学部の先生、桐生市内で製造業の会社を経営しているおじさんたち、である。桐生を立て直すには、浮き世に頭の先までたっぷりと浸かってモノを作り続ける町場の製造業と、浮き世を離れて世界最先端の研究に日々を費やす学者さんたちの共働が必要だと私が話したら、いつの間にかそんな飲み会ができた。

 きっかけは、飲み屋で知り合った大学の先生との雑談であった。

 「先生、いくら新しいことを研究室で見つけたって、それが現実に利用されなかったら意味ないよね」

 「その通りです」

 「でも、いわゆる産学協同って、やってんの?」

 「ああ、やってることはやってるんだが」

 「歯切れ悪いね」

 「その、役所なんかが設定するのです、そういう会合を。呼ばれていく。すると、こちら側に我々研究者が5、6人座る。向こう側には、経営者という人たちが10人ばかり座る。で、それぞれが自己紹介し、ま、我々は自分の研究テーマ、いま何をやってるかを話すわけです。あわせて、できる協力は何でもするから、遠慮なくいって欲しいと付け加える。経営者の人たちは、自分の会社の事業内容を話される。それが終わると、司会者が『では、何でもいいですから、質問をして下さい』といって、1本か2本手が上がる。ま、そんなもんだよ」

 「でも、そんな会合で、結果は出るの? いい形で研究成果が製造現場に結びついたことはある?」

 「あるわけないよ。2時間3時間屋って、では、どうもご苦労様、で終わるだけです」

 「無駄ジャン」

 「そういう言い方をすれば、確かに無駄です」

 「俺にいわせれば、がないからダメなのよ。酒の力で鎧を脱いで、学者も経営者も裸になる。裸になって本音で話す。これを『フリチン主義』と俺はいってるのだけど、昼間、ペットボトルの御茶を横に置いて、お互い初対面だったら、絶対フリチンにはなれないんだって。だから成果が出ないのよ。ね、女を口説くにも、やっぱり酒の力って助けになるでしょ?」

 「まあ、そうかも知れない」

 「どう、飲み会やらない? 学者さんと経営者が杯を交わし、本音で雑談をする。楽しいと思うよ。前提は、成果なんか求めないこと。とにかく楽しく酒を飲む。ひょっとしたら、その中から一つでも二つでも成果らしいものが生るかもしれない。そうしたら、こんなに楽しいことないじゃない」

 「いいですね、それ。そんな飲み会ができたら、私、何をさておいてもいきます」


 という雑談から生まれた。
 1回目の参加者は、7、8人だったと記憶する。3か月に1回程度のペースで飲み、昨夜が4回目。何ということもない居酒屋でやるから、どれほど飲んでも、参加費は1回5000円程度である。昨夜はなんと16人が参加した。事業の現状を話す人、間近に迫った衆議院選で口角泡を飛ばす人。飲み会は盛り上がる一方である。

 「安堂さん、次回は、医学部の教授を連れてきますよ。話をしたら、是非参加したいっていうんで」

 集まる社長さんたちの中には、新しい繊維で医療分野への進出を目指す人がいる。蚕の繭から抽出したエッセンスで化粧品を作る人がいる。恐らく、そんな社長さんたちの話をしてくれたのだろう。
 
 どんどん楽しくなる飲み会だ。女っ気なしでここまで盛り上がる飲み会も少ないのでは、と思う。
 おかげで昨夜は飲み過ぎた。今日は朝10時に約束があり、その後11時、1時半と仕事が入っていたが、半ばもうろうとしてやり過ごした。
 酒からの回復力が衰えている。63歳ともなれば仕方がないか。
 しかし、次回も飲み過ぎるのだろうな……。


 日本維新の会が、そのまんま東に立候補を要請したそうな。日本の維新を目指すという会が、どうしてあんなとんまを欲しがるのか? これまでに集まった雑魚の右代表にでもするつもりか?

 日本維新の会が、企業献金を容認した。企業献金絶滅を唱えながら、石原ジジイの太陽の塔と合併し、ジジイたちの主張を拒みきれず、譲歩したのだそうだ。
 企業・団体献金の廃止は、維新の会のマニフェストともいえる維新八作に明記されいたはず。たったこれだけ、つまりジジイたちの支援を受けることだけで守れないマニフェストを掲げていたのだとすれば、維新八作は民主党のマニフェストと同じである。
 あのさ、大阪のおっちゃん、こんなの、譲歩とはいわないぜ。正確には妥協、っていうんだよ。
 ま、脱原発が、一転して再稼働容認になったあんたらしいともいえるけどな。

 日本維新の会は日を追って馬脚を現している。それなのに、週刊誌では、まだ80議席前後を取ると予測するところが多い。こんな集団がそんなに議席を取る社会には、私は住みたくない。


 鳩山火星人がめでたく出馬を断念した。首相経験者は政界を引退すべきだと、一度は格好良く宣言しながら、やっぱり支持者が出ろというので、と前言を撤回した過去を持つ。それが、落ち着くべきところに落ち着いた。
 記者会見ではいろいろ説明していたようだが、要するに、立候補しても当選する見通しが立たないうえ、ドジョウに追い込まれて泣く泣く立候補を断念したというのが実像らしい。だらしない。
 火星に住む人々が、

 「俺たちの面汚しだ。今後、火星人などと名乗ったら名誉毀損で訴えてやる」

 といきりたっているに違いない。

 いろいろな人生模様が見えてくる昨今である。

 

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