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 2012年4月18日 整髪

 髪を刈ってきた。初めていく理美容店である。

 昨年暮れから、とある理髪店に通っていた。仕上がりもなかなか良く、気に入った店であった。

 「今度飲みに行こうか。あなたの方が忙しいだろうから、時間ができそうだったら電話をちょうだい」

 年末、そんな話をしながら店を出た。
 髪が伸びても、電話は来なかった。その状態でまた髪を刈りにいった。

 「電話、来ないジャン」

 「御免なさい。ちょっとバタバタしていて。私も安堂さんと飲みたいんで、絶対電話しますから」


 また電話が来ないまま髪が伸びた。刈りにいった。

 「いや、ずっと自分のCDを作ることで手一杯で。でも、やっと原盤ができたんで、これから台湾に送って量産するんですよ」

 「ああ、そう。忙しければ酒を飲む時間はもったいないもんね」

 「もう、これで一段落したんで、電話します」

 「待ってるよ」


 またまた髪が伸びた。髪を刈りにいった。ほとんど無言で理髪が終わった。

 「じゃあ」

 といって店を出た。この日、彼は私のを剃ってくれなかった。眉毛を切りそろえることもなかった。鼻毛などはほったらかしであった。耳の産毛もそのまま。ただただ髪を切っただけで、料金を請求した。

 「あ、この男、終わりだ」

 電話をするといいながら、電話をしない。その引け目があって会話がぎこちなくなっても構わない。が、サービスの手抜きは許せなかった。せっかく親しくなりかけた理髪店だが、2度とこの店に足を運ぶことはない。
 そう思って店を出たのが1ヶ月ほど前である。

 で、また髪が伸びた。知り合いに、

 「そんなわけで、床屋を紹介して欲しいんだけど」

 と頼んでおいて、返事が来たのが昨日である。今日、早速いってきた。

 「ああ、彼の紹介ですか」

 と迎えてくれたのは40前後のスリムな女性であった。

 「彼、高校の同級生なんですよね」

 そうか、こんな美人の同級生が奴にはいたか。

 「で、どういう風にしましょう?」

 「任せる。条件は、手入れをしなくても住む髪型であることと、俺、汗っかきだから、できるだけ沢山すいて髪を薄くして欲しい。その条件を満たしてくれれば、あなたの思うようにやっていいよ。仕上がりに対しては絶対文句を言わないから」

 「任されると、辛いんですよね」


 ま、それはそうであろう。すべて任されるほど辛いことはない。が、あなたの美意識を100%発揮すればいいのである。辛いかも知れないが、楽しい仕事でもあるはずだ。

 刈りあがった。

 「この頭の形から、周りは薄くして、上は厚くしました。前髪もあまり切ってません。で、洗髪したら髪全体を前に流して、でも上の部分だけは指でつまんで立ててやってください」

 「なるほど。男は立てなきゃね。ふん、この髪型はそんなもんなの。でも、ちょんちょんって立てるって、それも面倒臭いけど、まあいいや」


 すぐに、この理美容店を紹介してくれた友に会いにいった。

 「行ってきたぜ」

 「あ、安堂さん、若くなった」


 本当か? 自分が紹介した店だからおべっかいってんじゃないか?
 との疑心が沸かないこともないが、まあ、ここは素直に受け取っておこう。
 髪型で若くなった安藤である。


 やっとこさ、野田ドジョウ内閣への本質的な批判が新聞に出始めた。
 毎日新聞は今日の夕刊2面「特集ワイド」で、

 「首相は財務省の代弁者」

 の見出しを立てた。その中で、喜悦大学ビジネス創造学部・高橋洋一教授の話が目をひいた。高橋さん、元大蔵相の官僚である。

 それにしても、一国の首相をそう簡単に「洗脳」できるか、との問いに答えていう。

 「ひっかかりやすいのは、これという政治目標を持たない政治家。何もやりたいことがない時、その人は増税に行ってしまうんですよ。野田首相もそう。財務省はうまい役所ですから、増税のための資料はこれでもかというほど出してきたはず」

 なるほど、ドジョウ野田は、何もやりたいことがなくて首相になった男であったか。あの、重そうで、でもよくよく考えると何も中身がない軽い言葉しか口にできない男の本質を突いているように思う。

 朝日新聞は今月5日の朝刊1面で、

 「『脱官僚』の裏で握手 政権交代前、財務省幹部と密会」

 の見出しを掲げた。2面に続く長い記事である。印象に残るデータがたくさんある記事だが、一つだけ転記するとすればこれだ。
 ドジョウ野田と前原誠司・現政策調査会長が、政権交代が見えてきたころ、

 「国土交通省や農林水産省などのできの悪い官僚はたたく財務省とは握るけどね」

 という会話をしていたと報じている。新聞記事によくある「という」という逃げは使われていない。ということは、朝日新聞としては100%の裏付けが取れたと判断していることになる。
 はっ、政権を取る前から財務省とつるむと言ってのけた2人が首相と政策調査会長?
 理屈も何にもない消費税増税に走る2人に向けて

 「選挙で掲げたマニフェストに反している」

 という批判はよく耳にする。だが、奴らにとってマニフェストとは、選挙に勝つための羊頭に過ぎなかったのである。そのまま実行する気は全くなかった。

 これ、朝日新聞としては久々の「読むに値する記事」であった。


 今週は、月曜日に、新しく前橋に来た群馬県トップと飲み、昨日は桐生の同業者の飲み会があり、酒が続いた。ややばて気味である。
 次の飲み会は26日。体調管理に気を使おう。

 しかし、数年前までは、飲み会が2日続こうと3日続こうと、至って平気であったのだが……。

 俺も、確実に齢を重ねておるなあ、との認識を深くする昨今である。

 

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