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 2011年12月8日 松下政経塾

 「安堂さん、民主党の中で、松下政経塾出た奴ら、なんて呼ばれてるか知ってる?」

 ある市議と話していたら、突然そんな話題を振られた。
 私には、民主党に知り合いなど一人もいない。いないから雑談相手の民主党議員もおらず、だとすればそんなことを私が知るわけがない。
 ということにも思いをいたさずに話題を振ってくる市議。あんた、大丈夫?

 「いやさあ、この間、勉強会で一緒になったのよ。そしたらさあ、あいつら、党内では、何故か国会議員になっちゃったイケメンのフリーターっていわれているんだって。嫌になっちゃうよ。あいつら、国のことも、世の中のことも何にも考えちゃいないんだぜ。自分がよければそれでいい、て奴らでさ」

 まあ、イケメン諸氏(含む、私)、フリーター諸氏には申し訳ないが、なかなかに的を射た表現であると感心した。嫌になるのは、私とて同様である。

 で、どんなメンツがいるのか、ネットで検索した。いるいる、ウヨウヨいる。

 野田佳彦とは、財務官僚に首の根っこを押さえられた感があるあのドジョウ首相である。イケメンか? との疑問はあるが、イケメンのなれの果て、と思えば、そう見えないこともない。

 前原誠司とは、政調会長である。民主党政権成立時、国交相に就任、八ッ場ダムはやめると宣言したが、いまだに八ッ場ダムの工事はとまらない。いいっぱなしの無責任野郎といえばいいか。八ッ場ダム建設という国策に振り回されてきた現地の人たちの心中を察する想像力に欠ける欠陥人間と表現した方がいいか。
 
 玄葉光一郎とは、いまの外務大臣だ。ギョロ目で、ひょっとしたら政策通かと思わせた時期もあるが、最近の週刊誌によると、どこかの美形記者にメロメロらしい。ま、仕事より女。正直な人ではある。

 原口一博。確か総務相を務めていたが、いまは衆議院総務委員長らしい。確か総理候補にも挙がっていたと思うが、印象は薄い。

 樽床伸二。いたね。確か党代表戦に出て惨敗した。いつもちょこまか走り回っている小物、という印象しかない。

 ほかにも、何故か国会議員になっちゃったイケメンのフリーターは沢山いるが、知らない名前が多く、いちいち書くのも面倒なので、これでやめる。

 おっと、横浜に自宅がある私としては忘れてはならない人がいる。

 中田宏。前横浜市長である。任期を途中で放り出してやめちゃった奴だ。最近本を出したが、ばかばかしくて読んでいない。新聞広告で見る限り、官僚組織などから虐められたなどと泣き言を並べているらしい。そんなこともあったのかも知れないが、自ら立候補して市民に選ばれ、官僚を取り仕切る立場につきながら、途中で放り出す人間を信用するすべを、私は知らない。

 あ、この人を信用する人が出てきたな、最近。
 橋下徹とかいう、大阪市長になる人だ。副市長にしようって考えてるんだって。この人選を見ても、新市長のいい加減さは明らかだと思うのだが、大阪市民の皆さん、どうなんでしょう?

 松下政経塾は、パナソニックの創業者である松下幸之助さんが、日本の指導者を育てると、私財を投じて作った。が、その結果がこれでは……。

 確かに、松下村塾からは、明治日本のリーダーが排出した。が、「村」を「政経」に変えたら、似て非なる(いや、似てもいないかなあ……)卒業生が続々と出てしまった。

 まあね、松下村塾に入った若者たちは、立身出世など考えなかった、というか、そんな私塾に入って立身出世ができるなどという仕組みはどこにもなかった。
 だが、松下政経塾は、富と栄誉を約束してしまったのではないか? 松下幸之助に繋がることが一つ。塾での短期要請コースを履修すれば、政治家になる早道であることがもうひとつ。地位と、権力と、ある程度の金に繋がる早道が松下政経塾だと正確に理解した人々がこの塾に進み、卒業した結果がいまではないのか。

 松下幸之助さんの国を思う志は認めてもよい。だが、まだご存命であれば、結果責任を問いたいところである。

 

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