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  2010年8月3日 国会

 しかし、国会とは変なところである。
 
 まず、数字から示す。
 
 選挙区
 民主党:2275万6000
 自民党:1949万6083


 比例区
 民主党:1845万0139
 自民党:1407万1671


 さて、何の数字とお思いか?
 これは、7月の参議院選挙の得票数だ。選挙区、比例区、どちらも民主党が自民党を上回る支持を集めている。
 なのに、議席数で見ると

 民主党44議席、自民党51議席。

 得票数で上回った民主党の方が、獲得議席数が少ない。
 確かに、民主党は全回の参院選、昨年の衆院選に比べれば、大きく得票を減らしている。だけど、それでも、一番多くの支持を集めたのは民主党であって自民党ではない。国民の支持から見れば、民主党は圧倒的な第1党である。

 何のことはない。民主党は自民党に敗れたのではない。1票の重さに大きな格差がある参議院の選挙制度に敗れたのである。

 このことを知ってか知らずか、いまの国会で自民党は、直近の選挙に敗れた民主党を、直近の選挙で勝った立場で責める。
 あんたら、国民の支持を失ったのよ。最新の民意は自民党を支持したのよ。 

 それって、どっか変ではないか? いまにも壊れそうな竹馬に乗って

 「俺の方が背が高い」

 と威張っているチビみたいなものではないか?

 という解説をした新聞、テレビってあったのかな?

 
 それにしても、国会とは変なところである。

 選挙に勝ったつもりになりきっている自民党は、何かというと民主党のマニフェストをやり玉に挙げる。さあ、国民の支持はあんたたちから去ったのだから、去年の衆議院選で掲げたマニフェストを降ろしなさいよ。
 受け身に回った民主党だって、まあ、似たようなものだ。
 マニフェストは民主党が国民と交わした約束である。4年で実現するとお約束して政権の座につかしていただいた。あと3年、マニフェストの実現に向かって努力したい。

 おいおい、そもそも、民主党のマニフェストを覚えている国民が何人いるの? そりゃあ、高速道路の無料化だとか、子ども手当の支給だとか、大所は記憶にあるだろう。だけど、細部まで記憶にとどめている国民っているのか? 私はほとんど覚えてないぞ!

 いや、記憶している国民が沢山いるとしても、国会とは変なところである。

 そもそも、去年の衆議院選挙で民主党を支持した有権者は、民主党のマニフェストを1から100まで支持したから民主党に投票したのか?
 そんなはずないでしょ?
 そもそも、投票所に行く前に、一度でも民主党のマニフェストに目を通した人がいったい何人いたのか?
 おおむねは、

 「もう、自民党じゃダメだよね」

 という気分で民主党を選んだのである。

 だって、マニフェストを読んだら、民主党に投票できるわけないでしょ?
 そりゃあ、公共事業の削減はいい。八ッ場ダムをはじめとしたダム建設の見直しもいい。でも、子ども手当って、そりゃ政策かね? 高速道路の無料化? 高速道路網の維持費はどこから捻出するの? 官主導の行政から政治家主導の行政へ? おいおい、あんたたちに、そんな能力あるの? 高校の無料化? 保育所の建設? 
 自民党でなくたって、そんな金、どこから捻出するの? といいたくなるわなあ。

 それがまっとうな判断というものである。
 では、有権者は何故、自民党より多くの票を民主党に与えているのか。
 それでも、自民党よりましなのではないか。自民党にこの国を任せていたのでは将来は暗いのではないか?
 そう思ったから、有権者の多くが民主党を支持したと考えるしかない。
 民主党が政権を取ったからといって、民主党が選挙前に示したマニフェストが100%支持されたわけではないのである。
 それが現実だ。

 なのに、その程度のものでしかないマニフェストに、どうして振り回されてしまうのか?
 いまや勝ち馬気分の自民党は、マニフェストに照らしていまの民主党は、と追求する。いや、マニフェストは4年がかりで実現するのだと民主党は反論する。

 なんか、私たちの暮らしとはまったく関係ないところで、一見華々しい空中戦が繰り広げられる。それが、いま、国会の論戦と呼ばれているものの実態だ。

 ああ、政治家って、公の場に立つと、建前論の議論しかできないのか。もっと本音で話さないと、私たちの役には立たないのではないか?
 そんな違和感を持つのは、私だけか? 

 固い話になってしまった。ごめんなさい。

 今日の最後に。
 ホテル・カリフォルニアをギターで弾くとは、
 ひたすら左手の指先が腫れてたこができる作業である。その結果、いい女がいても左手では愛撫できない。触っても私には何の感触もないし、触られた方もガザガザに荒れて固くなった指に不快感を感じるだけに違いない。
 左手の爪と肉の間が少しずつ剥がれていき、爪が短くなる作業である。爪と肉の間がいつも傷む。薬を、といってもこんな症状に効く薬なんて聞いたことがない。
 それでも、弾けるようになれば救いはある。弾けるようになりたくて練習を繰り返すのだが、私のエレキギターから出てくる音は、どう聞いても音楽ではない。
 私って、音楽的才能がないのかしら?

 そんな絶望感に駆られながら、ひたすらギターに挑む日々。
 60歳を過ぎてからの手習いも、なかなか大変なのである。

 お休みなさい。

 

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