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 2010年4月25日 風邪

 数日間から、鼻が詰まり、鼻水が出始めた。

 「また花粉症か?」

 とも考えたが、冷たい氷雨が降る日に花粉が散乱するわけがない。

 「ということは、風邪をひいたか?」

 昨夜になり、鼻水に加えて微かに喉の痛みも憶え始めた。こうなれば立派な風邪である。まあな、初夏と冬の気候が入れ替わり立ち替わりやってきては、体の抵抗力も落ちるわな。まだ薬を飲むほどでもなさそうだから、放っておくか。
 でも、周りに風邪をひいているヤツ、あまりいないなあ。ということは、抵抗力が落ちちゃったのは私だけ? それって……

 昨日は、朝からみどり市東町という山の中まで行ってきた。目的地は、富弘美術館の敷地内にある地場産製品の直売所である。「黒川ハム」という、この町で作っているハムが食べたくなったのだ。イノシシ、鹿を材料とした野性味あふれるハムだ。

 イノシシのハム、ベーコン、それにピリ辛ソーセージを買ってきて食べてみた。なかなか美味しい。また、親戚、知人に送るか。

 昼は、みどり市大間々町に出かけた。刺繍屋さんの工場だ。何と、その一角にラーメン屋がある。この会社の会長さんが趣味で始めたこだわりのラーメンで、すでに昨年くれに閉店していたが、特別にあけてくれるという。

 そもそも、このラーメン屋、現会長の趣味で始まった。出入りの金融機関、取引先などに振る舞い、1日で300食作ることもあったそうだ。

 「これ、美味い!」

 という声にお世辞が含まれていたのかどうか。いずれにしても、舞い上がったらしい会長はラーメン屋の開業を決意した。ところがこの会長、特異な人である。

 「会社の金を使わずに開業する」

 と決めた。が、開業するには店舗もいる。会社の金を使わないとなれば、さて、どこから開業資金をひねり出すか。

 事業はアイデアである。会長は、ラーメン券を出した。1枚でラーメン1食。それを取引先や記入期間に売った。100万円ほどが集まり、工場の一角に店舗を作った。大工さんたちに支払ったのも、もちろんラーメン券である。

 開業。客が来た。だが、事前にラーメン券を大量に発行したのである。多くの客はラーメン券で支払った。当然のことだ。それは覚悟の上の開業だったのだが、会長、はたと困った。現金収入がほとんどない。ほとんどの客がラーメン券で支払う以上、仕方がないことなのだが、困ったのは材料の仕入れ資金だ。仕入れに使う金が底をついたのである。

 会長は一計を案じた。その一計が凄まじい。
 ラーメン券で支払う客に、露骨にいやな顔をしたのだという。お前、現金で払わないの? またラーメン券使うの?

 客としては、食べる前に金を払って手に入れたのがラーメン券である。使うのが当然だ。出した金は、何らかの形で回収せねばならない。
 だが、取引先のトップに、露骨にいやな顔をされては……。蛇ににらまれたカエルには選択の余地はない。

 「あのー、このラーメン券、使ってくれませんか?」

 しばらくすると、会長さんの息子、つまりいまの社長のもとにおびただしいラーメン券が集まった。

 「オヤジさんににらまれるんで、使いづらいんですよね」

 そうして世に登場したラーメン屋である。


 地鶏を中核にして豚のげんこつ、各種の野菜をブレンドしたスープ、それに自家製麺、手作りのチャーシュー。
 6月に、新橋で開業するのだそうだ。いまは、最終の味作りの日々。何のことはない。私たちは実験材料だった。ま、お金は払わなかったが。
 お味はどうですか?

 スープはよくとれている。やや違和感があった味(多分、ショウガではないか)を調整すればそれなりだ。が、多くの人を引きつけられるか?
 個人的には、自家製麺はありがたくない。同行した友人たちは誉めあげていたから、これは何ともいえない。
 チャーシューは美味い。
 さて、これに何を加えて商品にするのだろう?


 今日は、みどり市のながめ余興場に行ってきた。落語の会である。裏方さんたちに呼ばれ、喜んではせ参じた。
 お昼に、ソースカツ丼ををごちそうになり、午後4時過ぎからは落語家さんたちとの酒席となった。
 楽しい席だった。が、午後4時から飲むというのはいかがか。周りが暗くならないうちに飲み始めるのは私流ではない。
 と思いながら、結構飲んだ。飲み助とはそういうものらしい。

 その席から先ほど戻った。文章の後半が乱れているとすれば、その席の酒のせいである。私が悪いのではない。

 とうわけで、土日はすっかり働いてしまった。今週、どこかでつじつま合わせをしなければ。

 

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