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 2010年2月28日 再びプリウス

 米国議会で、涙ながらにトヨタ車の危険性を訴えていたおばさんの証言に疑いが持ち上がっている。私が知る限り、産経新聞と東京新聞が報じていた。
 我が家は職場と住まいが同居している。職場にはすべての新聞が届くから、読む気になればすべての新聞がただで読めるのである。

 それによると、このおばさん、運転していたトヨタのレクサスが突然暴走を始め、ブレーキを踏んでもサイドブレーキを引いても止まらず、時速160kmで突っ走った。死んじゃう、と思ったので、携帯電話で家族に別れを告げた。

 そんなことを議会でしゃべったらしい。本当なら、死ぬほど怖い思いをしたわけだ。

 ところが、このおばさん、その直後にこの走行距離4800kmのレクサスを売却するのだが、それを買い受けた新たな所有者が、

 「俺、ずいぶん乗ったけど、そんなことは一度も起きなかった

 としゃべったらしい。しゃべったとき、この中古レクサスの走行距離は4万8000km。おばさんの10倍ほどの距離だ。
 米国のメディアが報じたという。

 それだけではない。

 「時速160kmで暴走する車を運転しながら、携帯電話を取り出して家族に電話するなんてできるか?」

 という、至極もっともな疑問を呈したメディアもあるという。
 米国のメディアは健康である。


 ところで、待っていた「マガジンX」4月号が出た。期待通り、トヨタ車の不具合問題を取り上げていた。しかも、私が最も信頼する「ざ・総括。」で5ページを費やしている。早速読んだ。

 結論は明確である。トヨタはプリウスをリコールする必要はなかったABSが正常に作動しただけで、何の問題もない。そもそも、ABSが作動したときの対応の仕方は、トヨタが出している「お客様への運転時のお願い」に明瞭に書いてある。ドライバーたるもの、交通社会の一員としての責任があるのだから、最低限の知識を持つべきだ。

 プリウスのブレーキ機構についての説明も詳しい。

 この車、ブレーキを踏むと、最初はモーターがブレーキとして働く。電気を通さないモーターを回すには力が必要だが、その力で車を減速させる。エンジンブレーキをかけるようなものだ。このときモーターは発電機として働き、せっせと電気をため込む。
 車速が十分落ちると、メカニカルブレーキに切り替わる。つまり、メカニカルブレーキが働き始めるのは車速が十分に落ちてからのことなのだそうだ。
 となると、私が「2010年2月9日、10日合併号 プリウス」で書いた非難は成立しない。伏してお詫びする。
 で、問題の空走は、メカニカルブレーキが働き始める瞬間にタイヤがスリップしてABSが働くケースで発生するそうだ。なるほど、モーターブレーキが働いている間はブレーキがきいており、そのままブレーキを踏んでいたらABSが働いて一瞬ブレーキが抜ける感じがする、とはそのようなことだったのか。
 でも、それだったら、普通の車でABSが働いた時だって同じ感覚はあるぞ。もともとABSって、そのためについているんだから。

 納得した。プリウス問題はこれでおしまいにしたい。

 同じ「ざ・総括。」では、米国で発生したアクセルペダル問題も論じている。こちらは、ややトヨタの分が悪く、

 「トヨタの設計はあまりに安全マージンがなさすぎるようにも思います」

 とある。
 この問題に関心をお持ちの方は、是非書店で「マガジンX」4月号をお買い求めいただきたい。

 桐生は今日も朝から雨。あきらめていたら、お昼前後に上がった。津波がどうなるか気になってずっとテレビを見て、海近くに住む家族に電話で注意を促したが、幸いたいしたことはなさそうだ。
 これから散歩に出かける。

 それにしても、肩こりがひどい。明日はマッサージに出かけねば。

 

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