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 2010年1月13日 空っ風

 久しぶりに散歩をした。今朝のことである。
 リンの健康が衰え、足を引きずって歩くようになってから、朝の散歩をやめた。無理をさせてはいけない、と思ったからだ。
 それはいいのだが、リンの散歩はリンのためだけにあったのではない。私の、唯一の健康法でもあった。リンのリードを持ちながら、早朝の桐生市を歩く。まだ車は少ないから空気は綺麗だ。歩きながら思い切り深呼吸をする。あちこちの筋肉をストレッチする。時にはジョギングまがいのことにも挑んでみる。
 無精で体を動かすことが少なく、移動は車に頼りっぱなしのいまの暮らしで、体に軽い負荷をかける大切な時間でもあったのだ。
 
 それがなくなった。何となく体が重い。それでなくても、血圧がやや高めである。多少負荷をかけて血流を促進した方がいい。

 というわけで、今朝は早めに家を出て市役所に駐車し、歩き始めた。
 決めたコースがあるわけではない。何となく気が向いた方に足を向ける。今朝は、何となくJR桐生駅に向かった。
 早足で歩く。新川公園をすぎ、郵便局前の信号を左折。オフィスビル街を歩いていたら強い風が吹き出した。

 「そうか、これが上州名物、空っ風か」

 ユニクロで5990円払ったダウンジャケットのジッパーを上げる。そして、歩く。風に逆らって歩く。おっとっと。風に押されて足が前に出ない。なるほど、そういえば

 「空っ風というから、その強さがわからない。あれは冬場の台風です」


 といっていた人がいたが、確かにすごい風だ。風が弱まったすきに、そそくさと歩く。右に曲がった。正面からの風ではなくなり、歩きやすくなった。

 車便りの暮らしではわからない上州名物を満喫した。やはり、散歩は気持ちよい。
 だが、もう一つの上州名物、かかあ天下はまだ味わってないなあ。ここにいる間に、こちらの名物も満喫したいものだ。でも、どうしたら体験できる?

 駅から本町通に向かい、その足で市役所まで歩いた。約40分。久しぶりに全身に血が回った感じだ。
 明日も続けよう。

 昨夜は、届いたばかりのDVDを見た。Pual McCartneyの新作、Good Evening New York Cityのデラックスエディションだ。CD2枚とDVD2枚で4250円。安いといえば、安い。

 このときPual、67歳とか。いやあ、元気である。声に艶はなくなり、顔の肉が重力との戦いに敗北しつつあるとはいえ、2時間半近くステージを務める。PualのコンサートDVDとしてはなかなかできがいい。
 老いてますます盛ん。見習わねば。

 見習うのはいい。だが、我が顔の肉に、重力との戦いにまだ負けてはならぬ、と命令を下すのを忘れないようにしないと。最近、忘れっぽいからなあ……。

 

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