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 2008年4月19日 洗車

 久しぶりに車を洗った。
 もう1ヶ月以上も洗ってなかった。今年の春は雨が多い。週末に洗おうと思う。天気予報を見ると2、3日後に雨が降る。

 「だったら、洗っても仕方がないか」

 その繰り返しで、汚れるに任せていた。が、今朝見て、もうダメだと思った。ボディーのあちこちが白くなっている。雨に濡れたところに埃が着き、そのまま乾いて固まっているのだ。

 いつものようにケルヒャーの高圧洗浄機でホコリを吹き飛ばす。この機械、水漏れするようになってもう数年つのだが、なあに、どっちみち屋外で使うのだ。多少の水漏れなんか構うか、といまでも使っている。

 高圧水で汚れを吹き飛ばせば、あとは水を拭き取るだけである。コーティングしてある我が愛車は、これだけで新車の輝きを取り戻す。はずである。

 水を拭き取った。これで完成のはずだ。が、どうにも気になるところがあった。アルミホイールである。洗われて鈍く銀色に光るはずが、何となく茶色っぽい。念のために、カーシャンプーを持ち出し、スポンジにつけてこすってみた。落ちる、落ちる。茶色に染まった汚水がホイールを流れ落ちる。
 そうか、高圧水だけでは、ホイールの汚れは落ちないのか。
 そこまで来て、傲然とした。とすると、ボディの汚れも、本当は落ちていないんじゃないか?

 次回は、ボディもシャンプーで洗ってみる。ボディの輝きが増したら……。
 コーティングって、必要なのかな?

 今日の朝日新聞社説はこちらから。

 【教育基本計画―中教審はどうしたのか】
 異論はない。が、疑念はある。
 「教育現場が抱える課題は多い。とくに深刻なのは学力低下問題だ」
 そうか? 朝日新聞が「学校裏サイト―いじめの芽を削除しよう」という社説を掲載したのは、2日前、17日のことである。これについては、当日のらかす日誌で書いた。問題が大きすぎ、不十分なことしか書けなかった。
 ねえ、いじめより、学力低下の方が深刻な問題なの?
 いや、これは揚げ足取りである。疑念は違うところにある。

 子供の学力低下、という。だとすると、日本の子供の学力が理想に近いほど高かった時期があったはずだ。これは論理的必然である。が、それはいつ頃の日本のことなのか? ひょっとしたら、私が子供だった頃か? あるいは、私の子供たちが小学生、中学生だった頃か?
 私が小学生のとき、1クラスの生徒数は55人から60人いた。すし詰め状態だった。私の子供の頃は40人前後ではなかったか。いずれにしろ、1人の教師が受け持つ子供の数は、いまより遙かに多かった。だとすると、戦後の歴史を見る限り、1人の教師が受け持つ子供の数が少なくなるにつれて、学力が下がったことになる。現象面を見る限り、少人数学級は子供の学力を引き下げるのである。
 税金をつぎ込んで教師の数を増やし、1人で受け持つ子供の数をさらに減らす。それが有効な学力低下対策であると主張するのなら、少なくとも論証が必要である。ほかが何も変わらないのなら、教師の数を増やすことは税金の無駄遣いに終わる恐れが大きいのではないか。

 社説は、教師の質の問題も指摘している。重要な指摘である。
 長男が小学生のとき、父親参観日というのがあった。私が参加したのだから、恐らく土曜日か日曜日だった。
 理科の授業だった。磁石の性質を子供たちがグループ研究し、その成果を発表するというメニューである。それはいい。
 えっ、と思ったのは授業の後半に入っていた。そのグループは、磁石にくっつく金属を調べていた。そういえば俺も、磁石で砂鉄を集めたり、釘をこすって磁性を帯びさせたり、いろいろと遊んでいたよなあ。と思い出に浸っていると、発表者である子供がいった。

 「10円玉がくっつきました。だから、銅も磁石にくっつきます」

 ああ、やっぱり子供だなあ。ま、子供のうちはたくさん間違えばいい。間違ったことで知識が深くなることもあるのだから。私は教師の指導を待った。

 「はい、良くできましたねえ」

 !! 良くできた? 10円玉が磁石にくっつくかあ?!

 自宅に戻って私は、磁石と10円玉を用意した。子供に本当のことを教えておかなければならないからだ。だからあの学級で、私の子供だけは正しい知識を身につけたはずである。銅は磁石にはくっつかない。ほかの子は、どんな機会に、10円玉は磁石にはくっつかないことを学んだのだろうか?
 私が教師だったら、その場で磁石と10円玉を取り出し、発表した子に再実験をさせていた。恥ずかしい思いをするかも知れない。だが、それが子供のためだ。教育とは、そんなもんだと思う。
 一事を持って万事を判断してはいけないことは承知している。だが、知人から聞く話、マスメディアで伝えられる教育現場の荒廃、公立高校と塾との提携……。様々な情報を総合して、教師の質に問題があることには同意する。
 だが、である。教育に金を注ぎ込めば、教師の質は上がるのか? そもそも、金で教師の質を上げることができるのか? 都市銀行、大手商社並みの給料を保証して優秀な人材を集めるのか?
 教師の質を高める具体的なプログラムが書かれない限り、教師の質の向上は単なるスローガンに過ぎない。そして、そのプログラムを書くには、何故教師の質が下がったかの分析が欠かせない。残念ながら社説には、そんなことを考えた気配も読み取れない。金さえつぎ込めば問題が解決すると考えるのは知的怠惰である。

 おかしな総理大臣が間違った使い方をしてすっかり手垢にまみれてしまったが、私は、長岡藩の「米百俵」はすばらしい政策だった。何を犠牲にしても、未来を担う子供に投資することは、国造りの基本である。国立大学の授業料を引き上げた人々に、この言葉を使う資格はない。
 きちっとした目標があり、教育政策があり、プログラムがあれば、教育には公の金をできる限り注ぎ込むべきである。道路建設費はもちろん、場合によっては医療費も福祉の費用も削って、子供たちを育てるべきだ思う。
 だが、繰り返す。単なるスローガンに金を使うのは愚である。正確な現状の分析と、我々が進むべき目標、そこに至るためのプログラムを示して欲しい。
 あえていう。政府が愚なら、メディアに期待するしかない。この程度の社説で、何事かをなしたと思って頂いては困るのである。

 【山口2区―日本中が見つめている】
 ま、これはその通りですね。民主党びいきという読み方をする人もいそうだが、ここに書かれていることは正論だと思う。
 だけど、衆議院山口2区の有権者たちは、大変な責任を負わされたものだなあ。
 ここからは余談。
 民主党が勝てば問題はない。山口2区で主張していることと、その後主張することは同じであるはずだ。
 でも、自民党が勝ったら? 
 「候補者の国土交通省や内閣官房での経歴であり、『米軍岩国基地に民間機乗り入れを実現し、地域をもっと便利にする』こと」
 
しか有権者に訴えていないのだとしたら、勝っても、暫定税率を含む租税特措法改正案を衆議院で再可決する理由にはしにくかろう。でも、やっちゃうのかな?
 その時、負けた民主党は、何を根拠に再可決に反対するのだろう? ま、原理原則論はあるとしても、直近の国政選挙で「ガソリン値上げ阻止」「後期高齢者医療制度の見直し」を訴えながら負けたとなると、迫力不足になるのは避けられない。
 実に意味深な選挙である。選挙後の展開も含めて、目を離せない。

 

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