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 2007年10月14日 昼酒

 私は昼間に飲む酒が苦手だ。
 酒を飲めば気分が良くなる。頭がポーッとする。普段からあまり働かない頭がポーッとするのだから、頭がポーッポーッとする、と表現するのが正しい。
 表現の問題は横に置くとして、そのような状態になると、私はすべてが面倒になる。仕事? そんなもん、放っときゃいいだろ! 人が訪ねてきた? 追い返しちゃえ! このいい気分を邪魔されてたまるかってんだ!!

 夜ならさらに杯を傾け、楽しい気分を盛り上げて頭がポーッポーッポーッポーッ状態となることができる。なっても、家に帰ってそのまま寝てしまえばいいのである。ところが昼間だとポーッポーッ頭を抱えながら、やらねばならないことがある。すべてを放棄しようにも、寝る時間までは遠い。その間が、何とも間が持たない。
 だから、昼間は飲まない。夜はたくさん飲む。これが、我が人生哲学である。

 いくら哲学しても、たまには信念を裏切らねばならないことがある。今日もそうだった。昼食のお招きに預かったのである。

 昨秋、長男が結婚した。私の尊敬する大先輩で、我が家にもご夫妻でお招きし、息子にも紹介したことがある方を結婚式にお呼びしなかった。ご迷惑になるのを恐れたのである。
 式にはお招きしなかったが、息子夫婦にご挨拶はさせた。その際、

 「そうか。今度お祝いをしてあげよう」

 とお言葉をいただいた。それが今日実現したのである。約束から1年近く経過したずさんさを批判すべきか、1年近く立っても約束を忘れなかった律儀さを称揚すべきか。その判断も、この際脇に置く。

 お招きに預かったのは、息子夫妻、我々夫婦、それに昨年春に結婚した次女の一家、合計6.5人である。0.5人は瑛汰の分であるとご理解いただきたい。残念なことに瑛汰が風邪気味で、次女と瑛汰は欠席し、5人でおうかがいした。先様は先輩ご夫婦と20歳になったばかりのお孫さん(♀)。計8人での会食だった。
 場所は、横浜のみなとみらいにあるヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル31階の中国料理、「かりゅう(馬偏に華、馬偏に留、と書く。どちらの字も、我がパソコンでは登場しない)」。奥様のご贔屓らしい。大きな窓から見渡せる海の風景が美しい。ここで創作料理風の中華をたっぷりいただいた。当然のことながら、あわせてビール、老酒をポーッポーッポーッとなるほどに楽しませてもらった。

 美味しい食事をいただき、美味しい酒をいただいている間は何の問題もない。ただただ楽しむ。

 午後3時頃自宅に戻った。さて、これからどうしよう?
 頭はポーッポーッポーッ状態である。読書にはふさわしくない。テレビはたいした番組をやっていない。DVDを見始めると上と下のまぶたがランデブーする。誘いに乗れば、夜の寝付きが悪くなる。散歩をする気力はなく、パソコンで原稿を書く知性なんて逆立ちしても出て来ない。
 どうする? いっそ、酒を飲み続けるか?
 と考えながらリクライニングチェアに座っていたら、いつの間にか他愛もなく寝込んでいた。

 4時に犬の散歩、5時に入浴。6時になっても腹はすかず、かといって夕食を取らないわけにもいかない。冷や奴、味噌きゅう、韓国海苔、イクラの醤油漬け、わさび数の子、あぶった油揚げでビール1本を飲み、茶漬けで締めたメタボ食だった。
 時間もたち、体内のアルコールも薄まってきた。そう判断していま日誌を書いている。書きながら、夜の寝付きが不安である。もう1つの不安は、体内アルコール濃度に関する判断が誤っていなかったかどうかである。この原稿、読めます?

 困ったことに、今月はもう1回昼酒がある。27日土曜日午後0時半から、新宿で高校の同期会が開かれるのである。私を含めて男女十数人参加するらしい。気は進まない。これまで同窓会の誘いがあるたびに、

 「同じ高校を出たというだけで、顔も知らない奴らと酒を飲むのはいやだ。少人数の同期会なら出てもいい」

 といって断り続けた。断る際、言葉が少し多すぎた。少人数の同期会。今回は断り切れなくなった。口は災いの元、である。

 でもなあ、卒業からウン十年。みんなおっさん、おばさんになっているに決まっている。そんなのがウン十年ぶりに顔を合わせてどうしようというのだろう? お互いのの数、白髪の本数、禿げ上がった額の面積、あのころはどこにもなかったの重量、そんなものを計量しあおうとでもいうのだろうか?

 しかし、0時半からの飲み会。夜まで飲み続けるのかなぁ……。
 その顛末は、いずれ報告する。

 

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