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 2007年10月6日 運動会

 やっと秋の訪れを実感した。朝から秋晴れ。久々に好天に恵まれた週末だった。

 朝6時半に起き、いつものように犬を連れて散歩に出た。歩いて1分もしないうちに小学校を通り過ぎる。私の子供3人も1度は通った小学校である。今日は、正門前に人の列ができていた。こんな早朝に、もう5、60人は並んでいる。

 「そうか、今日はどこかの幼稚園の運動会か」

 パパがいる。ママがいる。ジイジイがいる。一緒にお兄ちゃん、お姉ちゃんもいる。煙草をふかす人。文庫本に読みふける人。隣同士で話し込む人。じっと瞑目する人。ひょっとしたら、昨日の帰りが遅く、足りなかった睡眠をこの場で補っているのかもしれない。
 折りたたみの椅子に腰掛け、敷物の上に腰を下ろし、石垣に腰をかける。思い思いの姿勢でみんなじっと開門を待っている。
 我が子の、我が孫の楽しそうな姿を一番いい席で記憶に刻みつけてやらにゃあ。どの顔にもそう書いてある。

 親が子を殺す。子供がバットで、斧で親を殺す。殺伐としたニュースが新聞を、テレビのニュースを飾る日が多い。殺伐とした世の中だ。

 でもそんなのは、ごく特殊な、例外中の例外にすぎない。そう思いたい。
 まだ寝ているかもしれない子供のためにじっと開門時間を待つ人たちがこれだけいる。小学校の正門前にできた早朝の人の列を目にすると、そう信じられる気がする。

 朝から気分が良かった。清々しさを運んでくれたのは、初秋の冷気と青空と、正門前の人の列である。

 次女が瑛汰を連れて遊びにきた。昼前、瑛汰を抱いてこの運動会を見に行った。グラウンドは親子レースの真っ最中だった。鬼のパンツと名付けられた巨大になパンツに親子で入って走り、次の親子にパンツを渡す。4チームが競っていた。グラウンドを解き囲む観客席はカメラとビデオカメラずらりと並んでいた。

 「瑛汰、ほら見てみろ。でっかいパンツだなあ」

 関心を示さぬ瑛汰は、どうやら眠そうである。そうか、風邪でやや体調を崩しているし、昼寝の時間でもある。
 校庭を出て散歩した。やがて寝息を立て始めた。1歳と3ヶ月弱。

 あと2、3年したら、午前6時から列を作るパパ、ジイジイの中に、私も「ボス」として並ぶのかなあ……。

 

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