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 2007年6月25日 足が地に着く

 広辞苑で調べてみた。

 

足が地に着かない

1,気持ちがたかぶって落ち着かない
2,考えだけが先走って裏付けがしっかりしない。うわすべりである。

 

 ま、直感的に理解できない言葉ではない。気持ちがたかぶれば体が宙に浮いたような気分になるし、そんな状態ではまともなことは考えられない。自然、上すべりの思考が紡ぎ出される。頭のてっぺんまで恋の病に冒された男女の考えることはその類である。
 でも、何でそんな言葉ができたんだろう? 同じ状態を表現する術はたくさんあったろうに。

 次女の長男瑛汰がいま、歩きかかっている。ずいぶん前からつたい歩きは始めていたが、1週間ほど前から何物にも捕まらずに、左右の足を代わる代わる前に出すようになった。昨日も2歩ばかり歩いた。

 なるほど! と感じ入ったのは、瑛汰の足である。
 四肢で這い回るしか移動手段がなかった状態を脱して家具につかまってつたい歩きするようになったころ、瑛汰は常につま先立ちだった。乳児が立ち上がる時、最初は何故つま先立つのかは分からないが、つま先立ちが不安定な状態であることは理解できる。そのままでは、何物にも頼らずに歩くことは不可能だ。
 それが1週間ほど前から、瑛汰が足をかかとまでしっかりと床面に押しつけるようになった。安定感が増す。だから、ほんのちょいとの間なら、片足で全身を支えることができ、逆の足を前に出せるようになったのである。

 足が地に着くと、全体が安定する。確実な次の1歩を踏み出せる。そうではない状態、つまりつま先だって不安定な状態が「足が地に着かない」状態なのではないか? 先人たちは、乳児の成長を見てこの言葉を創造したのではないか? 
 瑛汰の成長を見ながら、語源を発見した。当たっているかどうか分からないけれど。

 瑛汰、11ヶ月と12日。あと1ヶ月もすれば、歩き回っているはずだ。



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