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 2006年9月15日 病気

 またやっちまったんだね、植草教授
 前回はJR品川駅のエスカレーターで、手鏡を使って女子高生のスカートの下を覗いた。有罪判決を受け、

 「法廷の外でえん罪を晴らす」

 と豪語して控訴しなかった(「日刊スポーツ」より)らしいが、さて、舌の根も乾かぬうちの再犯である。えん罪を晴らすどころか、えん罪ではなかったことを証明したようなものだ。
  しかも、だ。今回は女子高生のスカートの下に手を入れ、お尻をなで回したらしい。被害にあった女子高生が泣き出したため周囲の人が気づき、取り押さえた。
 植草教授、今回もえん罪を主張するのか?

 まあ、健康な男性でその手の欲望がゼロの人はまずいない。かくいう私も例外ではない。そこにつけ込んだ犯罪の被害者になりかけたことは、「事件らかす #7 痴漢で漢で逮捕……?!」に書いた。振り込め詐欺師の電話を受けた我が妻が、

 「ああ、とうとうやっちまったか」

 という感想を抱いたのは、長年連れ添う中で、私にそのような才を感じ取っていたからである。

 我が同僚諸氏にも同類は多い。
  そば屋で酒を飲みながら、うら若き仲居さんに何かとタッチし、

 「世の中、愛だよ、愛!」

 と訳の分からないコメントを叫び続ける I 氏。
 職場の飲み会。酔うと、すっかり毛のなくなった自分の頭を、やたらと女子社員に触らせる A 氏。

 不幸にしてこのような人々の上司である私は、非常時への備え、危機管理に神経を使う。彼らがその健康な欲望を、出してはならない場所で出してしまった時への備えである。謝罪会見では椅子に深々と座ることは避け、お尻をほんのちょっぴり乗せるだけとする。頭は深々と下げ、少なくとも5秒間は上げない。記者連中の質問には大きな声で答えることは避け、ボソボソ声で憔悴した様子を演出する。どのような質問にも、まず、申し訳ありませんでした、といってから答える……。
 ま、記者会見の席に座るのが、私の上司になる確率もゼロではないわけだが……。

 幸い、いまのところ記者会見に引っ張り出されてはいない。私のために上司が記者会に出たこともない。何事をするにも時と所、そしてこの場合は相手を考える。社会人としての常識を、私も部下もわきまえているからだと思いたい。
 だって、ばれたら恥ずかしいでしょ? ばれて捕まったら、ひょっとしたら仕事をやめなきゃならないでしょ? +と−を比べてどちらが大きいか? という算数は充分にこなせる人間が、我が職場には集まっているのである。と思いたい。
 私なんざ、通勤電車では片手で吊革を掴み、もう一方の手で文庫本を持つ。犯罪、えん罪を防ぐため、両手を誰でもが見える場所に置いているのである。
 ん? 肘があるって? なるほど、そんな手もあったか……。

 ところが、45歳にもなって植草教授、この手の常識がないらしい。小学生並みの算数がおできにならないらしい。これはほとんど病気である。再び日刊スポーツから引用すると、

 「抗男性モルモン剤などを使った薬物療法が必要」

 であるらしい。
 抗男性ホルモン剤って、どんな薬効があるんだろ?

 さらに、である。植草教授、前回も女子高生、そして今回も女子高生。熟女を好む私(「グルメらかす第7回:年増女の味」はあまり参考にならないか?)と違い、よほど女子高生がお好きらしい。

 成熟前の女性を好む男性は、成熟した女性に根元的な恐れを持っているらしい。大人の女が怖くてしょうがない。恐らく、自分の性能力に自信を持てないのだろう。ベッドの上の世界を知っている女性が相手では、人に劣るに違いない我が性能力を嘲笑されかねない。サイズ持続時間技巧……。僕チャン、その屈辱には耐えられそうにないモン!
 でも、欲望だけは人並みにある。僕チャンをバカにしない相手を探せ。まだ熟さない年齢の女性ならいいんじゃない? だって、経験皆無、あるいは経験僅少の彼女たちなら、僕チャンを嘲笑することはないはず。でも、まともにアタックしても相手にされない年代になっちゃった。仕方な〜い。痴漢やっちゃうか。じゃないと僕チャン、寂しくてしょうがないのよねえ。

 てなところではなかろうか。
 困ったおじさんである。

 そういえば最近、新聞を見ていると性犯罪がやたらと多い。会社員から学校の先生、ジャーナリスト、挙げ句は警察官までが、懲りずに、覗いたり、触ったり、監禁したり。男の欲望が全開状態で突っ走っている。

 そういえば、10年ともう少し前の話になるが、ある政令指定都市の市長が、陰で

 「第一関節の男」

 と呼ばれているとの話を聞いたことがある。第一関節の男? なにそれ? と問いかける私に、こんな答えが返ってきた。

 「座敷で宴会やると芸者が来る。この市長、裾から手を入れて、下着があれば下着の中まで突っ込んで、人差し指の第一関節まであそこに入れてくじっちゃうんですよ。好きでね。えっ、何で第一関節までかって? 市長の認識だと、第一関節までなら犯罪にならないからというんですけどね……」

 ふむ。
 かつて日本は経済大国と呼ばれた。時代は変わった。いまや男性主導型淫乱大国である。
 それでいいのかなあ……。

 

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